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<飲食店経営:お役立ち情報>

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売り上げを伸ばしている飲食店が実践する7つの戦略|集客・単価・リピーター育成の全手法

restaurant


はじめに

飲食業界は、コロナ禍を経て大きな変革期を迎えています。かつては「おいしい料理を提供すれば自然とお客様が来てくれる」という時代もありましたが、現代の飲食店経営はそれだけでは通用しません。消費者のニーズが多様化し、競合が激化する中で、売上を伸ばし続けている飲食店には明確な共通点と戦略があります。

本記事では、売上を伸ばしている飲食店が実践している特徴や戦略を、経営指標の把握から集客施策、顧客育成に至るまで幅広く解説します。これから飲食店を開業したい方はもちろん、現在の売上をさらに伸ばしたいと考えているオーナーや経営者の方にも、すぐに活用できる実践的な情報をお届けします。ぜひ最後までお読みいただき、繁盛店への一歩を踏み出すヒントを見つけてください。

売上を伸ばすための経営の基本と指標把握

restaurant management

売上を伸ばすためにまず欠かせないのは、経営の基本を正しく理解し、自店の現状を数字で把握することです。感覚や経験だけに頼るのではなく、データに基づいた意思決定が繁盛店への近道となります。ここでは、経営指標の理解から顧客情報の分析、そして適切なコスト管理の重要性について詳しく解説します。

「売上=顧客数×単価」の基本式を徹底理解する

売上を伸ばしている飲食店が共通して持っているのは、「売上=顧客数×単価」という基本式への深い理解です。単に売上の数字だけを追いかけるのではなく、この式を構成する「顧客数」と「単価」のどちらを、どのようにして伸ばすのかを明確にした上で戦略を立てています。顧客数を増やすための施策と、客単価を上げるための施策は異なるアプローチが必要であり、それぞれに適した手法を組み合わせることが重要です。

さらに、営業利益や損益分岐点といった経営指標を総合的に把握することも不可欠です。売上が上がっていても、コストが膨らめば利益は残りません。坪月商30万円以上を目指す繁盛店は、売上アップだけでなく「食材原価30%前後」「人件費30%前後」「家賃10%前後」という適正なコスト比率を意識しながら経営しています。損益分岐点を明確に把握することで、現実的な売上目標を設定し、計画的な経営が可能になります。

顧客情報の分析と活用で差別化を図る

売上を伸ばしている飲食店は、顧客情報の整理と分析を徹底しています。具体的には、新規顧客とリピーターの割合、人気メニュー、主な顧客層、リピーターの好みや苦手料理、来店回数などを細かく把握し、集客戦略や顧客満足度向上に活用しています。こうしたデータに基づいたアプローチにより、無駄な施策を省き、効果的なマーケティングが可能になります。

たとえば、新規顧客が多い場合はリピーター育成に力を入れ、常連客が多い場合は新規獲得施策を強化するといった柔軟な対応が取れます。パレートの法則によると、全体の2割の常連客が売上の8割をもたらすと言われています。そのため、常連客との関係性を大切にし、定期的なコミュニケーションを図ることが、安定した売上基盤の構築につながります。

適切なコスト管理と収益性・満足度のバランス

売上アップだけに目が向きがちですが、繁盛店が長期的に成功しているのは、「収益性」「顧客満足度」「従業員満足度」の3つのバランスを取っているからです。スタッフが力を発揮できる環境を整備し、適材適所の人員配置を行うことで、サービス品質が向上し、顧客満足度が高まります。従業員が働きやすい環境は、離職率の低下にもつながり、長期的なコスト削減にも貢献します。

また、POSレジやキャッシュレス決済の導入による業務効率化も、現代の繁盛店には欠かせない要素です。業務効率が上がれば人件費を抑えながら売上を維持・向上でき、スタッフはより顧客対応に集中できる環境が整います。以下の表に、繁盛店が目指す適正なコスト比率をまとめました。

コスト項目 適正比率の目安
食材原価 30%前後
人件費 30%前後
家賃 10%前後
その他経費 残余の範囲内で管理

集客力を高める多角的な販促戦略

restaurant marketing

経営の基本を押さえた次のステップは、集客力を高めることです。新規顧客を獲得しながらリピーターを育成するためには、オンラインとオフラインを組み合わせた多角的な販促施策が効果的です。ここでは、SNSやデジタルツールの活用、カレンダー販促などのリアルな集客手法、そして露出を高めるためのメディア・コラボ戦略について詳しく見ていきましょう。

SNS・デジタルツールを活用した認知拡大

現代の飲食店にとって、SNSの活用は集客の基本となっています。料理の写真や調理シーンを魅力的に発信することで、潜在顧客の興味を引きつけ、来店動機を生み出します。また、フォロワー限定のドリンクサービスや店舗案内の特典を設けることで、フォロワーを効率的に増やすことができます。インフルエンサーとのコラボによる拡散も、新規顧客の獲得に大きな効果をもたらします。

さらに、Googleビジネスプロフィールへの登録とMEO対策も、近年の集客において非常に重要な施策です。Googleマップで店舗情報が充実していると、「近くで飲食店を探している」ユーザーにダイレクトにアプローチできます。営業時間、メニューの価格帯、店内や料理の写真などを充実させることで、新規顧客の来店を促進できます。LINE公式アカウントを活用したメッセージ配信やクーポン配信も、常連客とのコミュニケーション強化に効果的です。

カレンダー販促と来店動機の創出

「認知度向上」「初回来店」「再来店」「客単価向上」のバランスを取った販促施策を実践することが、売上を伸ばしている飲食店の特徴です。その中でも、カレンダー販促は来店動機を創出する上で非常に効果的です。毎月29日の「ニクの日」や毎週金曜日の割引など、定期的なイベントやキャンペーンを設定することで、お客様が「あの日に行こう」と計画的に来店するきっかけを作ります。

初回来店後の再来店を促すためには、クーポンや会員特典の活用が欠かせません。初回来店時にドリンク無料クーポンや会員カードを渡し、次回来店への橋渡しを行います。また、GMOおみせアプリを導入した「すしえもん」の事例では、属性配信(セグメント配信)を活用して開封率を20%以上に高め、ユーザーの7割が「お気に入り店舗」を登録するなど、デジタルツールを駆使した集客に成功しています。

デリバリー・コラボ・メディア露出で露出度を最大化する

売上を伸ばすためには、店内飲食にとどまらず、さまざまなチャネルで露出を増やすことが重要です。Uber Eatsなどのデリバリーサービスへの登録は、店舗に来店できない顧客層へのアプローチを可能にし、新たな売上源を生み出します。コロナ禍で多くの飲食店がランチやテイクアウト、デリバリーへシフトして売上を維持・向上させた事例は、チャネルの多様化がいかに重要かを示しています。

また、近隣の美容室や接骨院などとのコラボも有効な集客戦略です。互いの顧客層を共有することで、新たな顧客との接点を生み出せます。メディアへの掲載を狙う場合は、名物メニューやユニークなコンセプトなどの話題性が必要で、まずは地域の雑誌やブログから実績を積み上げることが推奨されます。露出を増やすための主な手法をまとめると、以下のようになります。

  • Uber Eatsなどのデリバリーサービスへの登録
  • パーティーやイベントへの出張
  • 近隣店舗とのコラボ企画
  • 地域雑誌・ブログ・SNSインフルエンサーへのアプローチ
  • 営業時間の延長・休業日削減による新規顧客層の開拓

リピーター育成と客単価向上の具体的な実践術

restaurant loyalty program

新規顧客の獲得と同じくらい、あるいはそれ以上に重要なのが、リピーターの育成と客単価の向上です。一度来店してくれたお客様を常連客へと育てる仕組みを整えることで、安定した売上基盤が生まれます。ここでは、ロイヤルティプログラムの活用、スタッフの接客力向上、そして客単価を自然に引き上げるための工夫について詳しく解説します。

ゲーミフィケーションとデジタルスタンプでリピーターを育成する

顧客のロイヤルティ構築に注力することが、長期的な売上向上の鍵です。繁盛店が実践している方法の一つが、来店回数に応じて段階的に特典が変わる仕組みです。「3回来店で安定客、10回来店で常連客」という段階的な育成モデルを設け、来店回数に応じたメッセージやクーポンを配信することで、お客様の来店頻度を高めます。塚田農場のように来店回数に応じて「役職」が上がるゲーミフィケーション要素は、顧客の来店意欲を高める非常に効果的な仕掛けです。

デジタルスタンプアプリの導入により、紙のスタンプカードでは難しかった顧客セグメント別の異なるメッセージ配信が可能になります。KOI CAFE JAPANの事例では、紙のクーポン券・スタンプカードをアプリで一元管理することで、導入から1年以内に10,000ダウンロードを達成し、販促コストを約30%削減することに成功しました。このように、デジタルツールを活用したリピーター育成は、コスト効率の面でも非常に有効です。

期間限定メニュー・裏メニュー・コースで話題性と単価を上げる

期間限定メニューや裏メニューの開発は、顧客の購買心理を刺激し、単価向上とリピート率の向上を同時に実現できる強力な施策です。吉野家の「肉下」のような裏メニューは、メニュー表に載っていない特別感から話題を呼び、顧客が友人や家族を連れてリピートするきっかけを作ります。「知っている人だけが頼める」という特別感は、顧客のロイヤルティをさらに高める効果があります。

また、セット商品やコース料金の充実、サブメニューの拡充も客単価向上に効果的です。お客様にとっては「お得感」を感じながら注文でき、店舗にとっては客単価が自然と上がる、Win-Winの仕組みを作ることができます。さらに、高単価メニューを差し込みメニューや卓上POPで目立たせることで、スタッフからの直接的な声がけがなくてもお客様の目に留まり、追加注文につながります。

接客力の向上と注文しやすい環境づくり

客単価を高めるためには、スタッフが常にホールに立って顧客対応できる体制を整えることが基本です。「ドリンクのお代わりはいかがですか?」といった積極的な声がけは、追加注文の機会を自然に生み出します。また、スタッフが旬のメニューやおすすめ料理を積極的に提案し、ランキング形式でメニューを紹介することで、お客様とのコミュニケーションが深まり、ファン化を促進することができます。

セルフオーダーシステムの導入も、注文しやすい環境づくりに大きく貢献します。スタッフの対応状況に左右されることなく、お客様が好きなタイミングで追加注文できる環境を整えることで、機会損失を防ぎ客単価の向上につながります。サイコロやじゃんけんなどのミニイベントで追加注文を楽しく促す工夫も、顧客体験を向上させながら売上アップを実現する好例です。以下に、客単価向上のための具体的な施策をまとめます。

  • セット商品・コースメニューの充実によるお得感の演出
  • 差し込みメニュー・卓上POPによる高単価メニューの訴求
  • スタッフによる積極的なおすすめ声がけ
  • セルフオーダーシステムの導入
  • ミニイベント(サイコロ・じゃんけん)による追加注文の促進
  • 期間限定メニュー・裏メニューによる話題性の創出

まとめ

売上を伸ばしている飲食店には、「売上=顧客数×単価」という基本式の理解に基づいた経営指標の把握、多角的な集客施策の実践、そして顧客ロイヤルティの育成という共通した戦略があります。どれか一つを実施するだけでなく、これらの施策を組み合わせて継続的に実行することが、安定した売上成長への近道です。

大切なのは、収益性だけでなく顧客満足度と従業員満足度のバランスを保ちながら、変化する消費者ニーズに柔軟に対応する姿勢を持ち続けることです。本記事で紹介した施策を参考に、自店に合ったアプローチを見つけ、ぜひ繁盛店への一歩を踏み出してください。


よくある質問

飲食店の売上を伸ばすための最も基本的な考え方は何ですか?

売上=顧客数×単価という基本式を理解することが最も重要です。この式を構成する顧客数と単価のどちらを、どのように伸ばすのかを明確にした上で戦略を立てることで、より効果的な経営が可能になります。

リピーター育成にはどのような施策が効果的ですか?

来店回数に応じて段階的に特典が変わる仕組みや、ゲーミフィケーション要素を取り入れることが効果的です。デジタルスタンプアプリなどのツールを活用すれば、顧客セグメント別に異なるメッセージを配信でき、コスト効率も高まります。

客単価を上げるために店舗ができる具体的な工夫は何ですか?

期間限定メニューや裏メニューの開発、セット商品やコースメニューの充実、卓上POPによる高単価メニューの訴求、そしてスタッフによる積極的なおすすめ声がけなどが挙げられます。セルフオーダーシステムの導入も機会損失を防ぐのに役立ちます。

飲食店経営において最適なコスト比率はどの程度ですか?

食材原価は30%前後、人件費は30%前後、家賃は10%前後を目安とすることが推奨されます。これらのコスト比率を意識しながら経営することで、利益を確保しながら売上を伸ばすことができます。

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